Wednesday, February 22, 2017

「おしぼり」と「おてふき」

 カフェで「おしぼり」が欲しくて、店員さんにお願いしたのだけれど、「おしぼり」と言うべきか「おてふき」と言うべきか悩んだ。なぜなら「おしぼり」というとタオル風のものを連想したため、このサイズのものも「おしぼり」に含まれるのか心配になったからだ。


 それから、「おてふき」という単語からトイレを連想してしまったため、「おてふき」と言うのもためらった。トイレを連想しているときは、「おてふき=トイレ用品」という考えがぬけなかった。おてふき→ふき→ふく→トイレ、という連想。結局、「おしぼりは小さなサイズのものも含まれる」ということに期待して「おしぼりをください」と言った。
 思い返してみたら、こんなにめんどくさいことをたかだか20秒くらいのあいだに考えていた。冷静になれば、「おしぼり」でも「おてふき」でもよかったと気づく。いや、そのときにも気づいていたのだが、もしかしたら自分は「おしぼり」に対してとんでもない誤解をしている可能性を想定してしまった。