Friday, December 2, 2016

マインドフルネス入門

 最近マインドフルネスという心理学の技法をすすめられて、ちょっと取り入れている。
 マインドフルネスは瞑想に通ずるものであるが、これはリラクゼーション法とは違うというところがミソ。僕はなんとなくイメージでリラクゼーション法かと思っていた。つまり、リラクゼーションはストレスと対になっているが、マインドフルネスとはある種の目覚めであり、「心ここにあらず」の状態と対極にある。したがって、リラクゼーションとはベクトルが違うのである。僕は「心ここにあらず」になっていることが多いから、マインドフルネスが役に立ちそうで期待している。
 マインドフルネスと対極的な状態が「マインドレス」と言われる状態で、マインドレスで重要なのが体験の回避と認知的フュージョンである。認知的フュージョンとは思考と現実を混同したり、思考と自分を混同したりすることだ。僕はこの傾向がかなりあると思う。だから、マインドフルネスの状態に移行すること(認知的フュージョンから脱フュージョン(距離を置く)への移行)が重要である。思考がすべて現実化してしまっているのは、マインドフルネス、つまり気づきや目覚めとはほど遠い状態なのである。スピリチュアルなどで、「思考は現実化する」なんてキャッチコピーをたまに見るけれど、思考を現実と混同することは、わりかし簡単で、しかもそれは結構危険な状態なのではないかと、ふと思った。
 僕は今たぶんかなりマインドレスな状態にあるので、思考が世界のすべてになってしまっている。そしてこのことが、体験の回避にも繋がっている。
 これ以上あれこれ分析しても、思考に飲み込まれてしまうから、「マインドフルネスの一番簡単な解説」を引用しておこう。

 心を閉じずに、飲み込まれないで、目の前の現実をきちんと感じ取っていきましょう。(熊野宏昭『実践!マインドフルネス 今この瞬間に気づき青空を感じるレッスン』サンガ、2016、p.54)